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2004年12月12日、センターの事務所で2004年ザメンホフ祭を開催した。参加者は19名であった。
午後3時に山田義の司会で始まり、まず委員長の山口真一が開会の挨拶を行い、新しく事務所を移転した名古屋エスペラントセンターの現況と今後の課題について語った。
次いで、猪飼吉計が竹中蔵書について報告した。これは故竹中治助氏の蔵書で、 2000年に名古屋地方を襲った東海豪雨の際に一部水につかったが、現在、センターで整理保存を進めている。猪飼は、同蔵書について、 libroj 、periodaĵoj、ceteraj の3種類に分けて、その膨大な蔵書数と重要性について説明を行ない、今後の整理の必要性を訴えた。
その後、群馬県から招待した堀泰雄氏が KAEMについて報告した。氏は、KAEM( la Komisiono pri Azia Esperanto-Movado de Universala Esperanto-Asocio)の役割から説き起こし、アジア大会について、なぜかつてベトナムで行ない、来年3月にはネパールで行なうのかなど、その位置づけについて説明するとともに、今後とも大会を通じてエスペラント運動を発展させたいと決意表明した。
4時から堀氏の小坂賞受賞のお祝いのセレモニーを行なった。永瀬義勝が小坂賞について説明し、その後、 MONATOの編集長の Stefan Maul氏から送られたお祝いのメッセージを猪飼が代読した。内容は以下のとおりである。
Estimataj,
tutkore mi gratulas al la premiito, nia kunlaboranto Hori Jasuo, kaj kaptas la okazon danki al li. Kiel aŭtoro de MONATO li estas tre valora, ĉar liaj artikoloj ĉiam estas tre klaraj kaj interesaj. Ili peras al niaj legantoj bonan bildon pri la nuntempa Japanio. Legante liajn tekstojn, mi ofte memoras pri mia propra vizito en via lando antaŭ 23 jaroj, kiam mi prelegis ankaŭ en Nagoya kaj via Centro poste eldonis miajn prelegojn en libreto kun japana traduko.
Mi deziras al ĉiuj agrablan Zamenhof-Feston kun via premiito!
Sincere
Stefan Maul, ĉefredaktoro de MONATO
センターからは“edmond privat, interpopola konduto” と、センターで出版した Stefan Maulの“GERMANA ĴURNALISTO KOMENTAS” を贈呈した。なお、 Maulのこの本はすべ売り切れてなくなったと思っていたのだが、センターの引越しの際数十部出てきたものである。
4時 15分から30分まで休憩と懇親会の準備を行い、4時半から6時まで立食形式の懇親会を行なった。懇親会では、韓国から来て現在 岡崎市 に住み、日本で働いている Kim changha(金昌夏)さんや、この秋にポーランドから来日し、名古屋大学に留学している Alicja Bukowska さんの話を聞くことができた。また、堀氏が口を使って鳴らす各国の楽器を大道芸よろしく披露実演し、大喝采を受け、にぎやかで楽しいひと時であった。
6時に一応終了としたが、さらに有志が残って babiladoを楽しみ、最終的に片付けが終わったときには8時近くになっていた。
今年は愛知県で日本大会があったため、大会準備委員にも新しいセンターを見てもらいたかったのだが、大会後の行事と重なったこともあり、準備委員の参加が少なかったのは残念であった。