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2018年12月1日(土)、名古屋エスペラントセンター(NEC)主催のザメンホフ祭が開催されました。参加者は第一部、第二部ともに23人(+取材記者1人[後述])。特筆すべきは5人もの初参加があったこと、また久しぶりに参加、という方も2、3人いらっしゃいました。
会は下記のプログラムにそって進行しました。司会は堀田裕彦さん。
14:00 主催者挨拶
14:10 参加者自己紹介
14:30 本の紹介
15:00 歌の紹介
15:20 休憩
15:35 ゲーム
16:05 紙芝居「MEIKO」
16:50 お知らせなど
17:00 記念写真
17:15 米川五郎さんミニトーク
17:30 第二部(懇親会)
「本の紹介」では、伊藤順子さんが自著『しっぽがわらう Vostoj ridas!!』を、山口が自訳書 “Fabeloj el la Budhisma Literaturo”を、山田義さんが自らが編集した歌集シリーズを、鈴木善彦さんが『エスペラント―日本語を話すあなたに』および自著『住まいの健康生活術』をそれぞれ紹介しました。
「歌の紹介」は、「あの有名な曲をオリジナルとエスペラントカバーの両方で聴く」という趣向で、youtubeの動画を利用して2曲を視聴しました。一つはシャンソンで、エディット・ピアフの名曲“la vie en rose (la vivo rozas)”で、エスペラントカバーはプロの歌手に歌ってもらったとのことです。もう一つは、それとは対極的なロックで、レディ・ガガの“perfect illusion (perfekta iluzio)”、こちらはエスペランチスト(Christina Casella)がカバーしていますが、原曲に比肩しうる歌唱力です。なお、前者は前田可一さんが、後者は山口が紹介しました。
ゲームでは堀田裕彦さんが、料理の名前をエスペラントでどういうか、という趣向で、イラストを交えて出題しました。たとえば、「親子丼」はエスペラントでどういうか?正解があるわけではないのですが、センスが問われますね。
紙芝居「MEIKO」は、広島の栗原明子(めいこ)さんの被爆体験をもとに、その長女の方がエスペラントで書き起こしたもので、絵も自身で描かれました。本作の語りは佐藤順さんと後藤好美さんにしていただきました。佐藤さんは初心者ですが、このためにのべ数十時間にわたる音読練習を重ねてもらいました。
記念写真のあと、そこにちょうどかけつけていただいた米川五郎(90歳)さんには「新しい句集とhajkoの試み」と題してお話していただき、「当分は死んでは居れぬ年忘」ほか、10句を披露なさいました。
第二部の懇親会は、当初は仕出し(和食会席)をとる予定だったのですが、想定以上に多くの参加予約があり、着席しての会食は難しいため、オードブルセットをテーブルにならべ、立食形式としました。ちょっと手狭ではありましたが、参加者が自由にいろいろな人と交流しあうのには、このほうがよかったように思われます。
今回、中日新聞(東京新聞)からの取材が入りました。中日こどもウイークリーを担当する石川由佳里記者は、東京外大時代にエスペラントを学んだことがあるとのことで、参加者自己紹介時にエスペラントを交えて挨拶されました。1月19日の紙面にエスペラントのことが紹介したい、とのことで、日本エスペラント協会および名古屋エスペラントセンターを訪ねてこられました。(参加者の数には記者さんは入っていません)